シグネチャー・コンサート・スネアドラム。
サイズは14″×4″、14″×5″、14″×6″、と、三種類ある。


シェル素材はメイプル。10プライ。
スナッピーoffのサウンドは、ややダークながらオープンな抜け。高級感が漂っている。
そして非常に特徴的なのがスナッピー。

ステンレス・スチール・アンコーテッド・ケーブル×8、コイルド・ワイヤー×6、ステンレス・スチール・コーテッド・ケーブル、と違う種類の特徴的なサウンドのスナッピーが三本付いていて、それぞれを独立してon・off出来、それらを組み合わせる事で様々な音色を作ることが出来る。

ただし、その作業は事前に行っておく必要があり、一つのスイッチを動かす事でonにしておいた一本から三本までのスナッピーが同時に操作される仕組みになっている。

パールのフィルハーモニックや、ヤマハのGSシリーズにも同じようなシステムがありますね。
このスナッピーの音色がそれぞれに美しく、強いサウンドから渋いサウンドまで、恐らく必要とされる多くのサウンドを作り出す事が可能。
両側のネジを回すことでそれぞれをon・offさせるので、数小節の休みでサウンドを変化させる事は難しいが、長い休みや曲間で変化させる事が出来る。
スナッピーを取り外す事無くこの作業が出来るのがこのシステムの強みだ。
しかもスイッチが非常にスムーズな動作で、スネアon時の雑音が大きく鳴りづらいのが嬉しい。
ただ、通常のスナッピーを取り付ける事は出来ない。
世の中には数多くの音色の物が販売されていて、これからも開発されていくでしょう。
それらの中から「これ!」という物を発見してもこの楽器には取り付けられない、というのが弱みでもある。
太鼓の鳴り自体は素晴らしい。
このスナッピー三本を組み合わせたサウンドを気に入れば、このシステムはかなり役立つでしょう。


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ダイナスティ・ジャパン
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